東京の寺・東京の寺院

寺院散策・寺院散歩・寺院探訪

東京・文京区・寺・寺院

TOKYO TEMPLE GUIDE・東京寺院ガイド・文京区・称名寺
称名寺・浄土真宗 本願寺派

文京区小日向1−4−11

滝亭鯉丈の墓・都指定文化財旧跡

 滝亭鯉丈(?〜1841)本名池田八右衛門。江戸時代後期の滑稽本作者である。養家池田家は三百石
の旗本だったが、鯉丈が婿入り時は、すでに禄を失っていた。江戸下谷の広徳寺の門前で櫛を売って業と
していたとも、あるいは縫箔師であったともいわれている。また、三味線や噺に巧みだったので、寄席に
出て、落語・音曲噺・都々逸などもやったらしい。
 滑稽の戯曲で名をなす。文政九年(1826)に「霊験浮名滝水」のような人情本も出したが、本領は
約百二十部の滑稽本にある。代表作は「花暦八笑人」と「滑稽和合人」である。前者は、佐次郎を中心と
する八人ののらくら連中が、花見をはじめ、茶番を演じて失敗する滑稽を描写している。作品には
、「大山道中膝栗毛」や「伊勢道中三方広人」などがある。いずれも江戸後期庶民の風俗を生々しく描いている。
十返舎一九や式亭三馬の二人の方法を折衷したといわれる。