寺院散策・寺院散歩・寺院探訪
東京・文京区・小石川の寺・寺院を歩く
文京区小石川3−2−23
大黒天・区指定有形文化財・彫刻
像高(右足下より)47・2センチ、ヒノキ材、漆箔、彩色。小像ながら簡素な彫法により彫
刻的量感がよくあらわれて、見るべきものがある木造彫刻といえる。
特に数少ない古式武装神スタイルを整えていることと、その制作年代を鎌倉時代に遡ると考え
られることなどを含め貴重な文化財である。
大黒天信仰は八世紀にわが国に伝わり、以来、大国主命伝説と習合して寺院の食堂に祀ると繁
栄を招くといわれている。
江戸時代になって民間信仰として広まり農神として祀られ、七福神の仲間に数えられるように
なった。
しかし、本来は仏法護持の戦闘神として憤怒形をしているものであることを考えると、この大
黒天像は本来のスタイルを尊重している坐像であるといえる。
傳通院山内 福聚院 大黒天

