TOKYO TEMPLE GUIDE・東京寺院ガイド・葛飾区・宝蔵院
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宝蔵院(ほうぞういん)真言宗豊山派

葛飾区奥戸8-5-19

木造薬師如来立像(もくぞうやくしにょらいりゅうぞう)

 木造薬師如来立像は、宝蔵院薬師堂の本尊として安置されています。台座・両手ともすべて一本の
木から彫刻された一本造りで、左手胸前で薬壺をもっています。
 像の高さは22.5センチ、後背は31.8センチです。宝暦のころ、王政復古を唱え、その後の尊皇
思想に影響を与えた竹内式部の門下で徳大寺公城の家臣である本堂良喜は、宝暦事件(宝暦八年・1758)
の際京都をおわれ、当寺に身を寄せていました。その良喜の後を追い、公城の娘妙姫は師の式部から拝領の
薬師仏を背負いやってきました。竹内式部が獄死した後、二人はこの地に堂を建て薬師仏を安置し師の冥福
を祈ったと伝えられています。
 この像が式部薬師と呼ばれ信仰されいるのは、この様な由来に寄るものです。小像ですが制作も古く、広く
信奉された像として後世に伝えたいものです。