望湖山玉林寺は天正十五年(1591)現在地に創建された曹洞宗の寺院である。本堂裏側にそびえる
シイの種類はスダジイであり、幹周り5・63メートル、樹高9・5メートル、枝張りは東に3・5メートル、西に2メートル、南に7・5メートル、北に4メートルを計る。玉林寺創建以前から存在いていた
といわれ市街化した地域に遺存する巨樹として貴重である。
平成三年から五年にかけて大規模な外科手術を行った結果、樹勢は回復しつつある。スダジイは、一般
にシイノキと呼ばれるブナ科の常緑高木である。福島県・新潟県以南の本州、四国、九州、沖縄に分布す
る。
雌雄同株で六月頃上部に雄花の穂を、下部に雌花の穂を出す.果実は、1・5センチ程の大きさで二年目
に熟し食用となる。材は家具・建築・パルプ用材として広く使われている。