TOKYO TEMPLE GUIDE 東京寺院ガイド・台東区・長久寺院
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 瑠璃光山・長久院 (ちょうきゅういん)真言宗豊山派

台東区谷中6-2-16

江戸御府内八十八ヶ所・五十五番札所
台東区有形文化財

六十六部造立石造閻魔王坐像及び両脇侍像
(ろくじゅうろくぶぞうりゅうえんまおうざぞうおよびりょうわきじぞう)

六十六部造立石造閻魔王坐像及び両脇侍像
(ろくじゅうろくぶぞうりゅうえんまおうざぞうおよびりょうわきじぞう)

 この石仏は、中央に閻魔王像、左右にそれぞれ司命、司録像を配しています。閻魔王は死者の生前の
行いに応じて死後の行き先を決めるという冥界の王で、司命は閻魔王の判決を言い渡し、司緑は判決
内容を記録する従者であるとされています。
 台座に刻まれた銘文によると、この三躰は六十六部聖(六部聖ともいう)の光誉円心という人物が
享保十一年(1726)に造立したものです。六十六部聖とは「法華経」を六十六部書写し、全国六十六
箇所の霊場に、一部ずつ奉納した聖のことをいいます。江戸時代になると経典の奉納の他にに、石塔・
石仏を各地に造立するようになりました。経典の書写や石塔・石仏を重ねることは、生前の罪障を滅し、
死後の往生に近づくこととされたためです。
 都内に現存する六十六部聖が造立した石仏を調べてみると、地蔵菩薩像が圧倒的に多く、閻魔王像は
極めて希であることが分かります。本像は六部聖が江戸時代の谷中でも活動していたことを裏付けると
ともに、希少な石仏として貴重な文化財のひとつです。

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