寺院散策・寺院散歩・寺院探訪
東京・台東区・谷中の寺・寺院を歩く
台東区谷中四丁目2−5
瑞輪寺は慈雲院日新上人により開かれた(開山)おてらです。日新上人は徳川家康公が幼少の頃学問教育
師範を務められ、徳川家康公天下統一の後、天正十九年(1591)に学問教育に預かった謝儀をあらわし
て当慈雲山瑞輪慈を創建されました。
名は忠行、または藤五郎と称す。三河国の武士で、徳川家康に仕え三百石を給されていた。一向一揆のと
きに足を負傷してから戦列に加わらず、餅菓子を作る特技を生かし、以後、家康に菓子を献じたという。
天正十八年(1590)家康は江戸に入り町づくりを始める。用水事業を命じられた忠行は、武蔵野最大
の湧水池である井の頭池、善福寺池を源に、それぞれの池から流れる河流を利用して、江戸城ならびに市中
の引水に成功した。これを神田上水といい、江戸の水道の始まりであり、また我が国水道のさきがけであ
った。
この功により、家康から「主水」の名を賜り、水は濁らざるを尊として「モント」と読むべしと言ったと
いう。以来、子孫は代々主水と称し、幕府用達の菓子司を勤めた。なお、墓の近くにある八角形の井戸は、
天保六年(1835)十代目忠記が、忠行の業績を顕彰したものである。



